ニュースで特集「大人のむし歯」とは?銀歯の下で進行する二次カリエスと当院の対策
皆様、こんにちは。神戸住吉駅前歯科の院長の中村です。
先日、テレビ朝日のニュース番組でも「『大人のむし歯』が増加している」という特集が放送され、話題になっていました。
番組によると、若い世代のむし歯が減少している一方で、50代・60代以降の世代でむし歯になる人が増えているそうです。
「毎日しっかり歯を磨いているのに、なぜ?」と驚かれた方も多いのではないでしょうか。
実は、この「大人のむし歯」の多くは、新しくできたむし歯ではありません。過去に治療した詰め物や被せ物の隙間から菌が入り込み、再びむし歯になってしまう「二次カリエス(むし歯の再発)」なのです。
今回は、50代・60代に急増している二次カリエスの原因と、当院が誇る最新の対策・予防法についてお話しします。
■ テレビでも指摘された「二次カリエス」の恐怖
二次カリエスとは、過去に治療した歯の「詰め物の下」でひそかに進行するむし歯のことです。
このむし歯の最も恐ろしい点は、「外からは見えにくく、気づきにくい」ということです。 すでに神経を取ってしまっている歯の場合、むし歯がどれだけ進行しても痛みを感じません。そのため、テレビのニュースでも紹介されていたように、「気がついたときには手遅れで、歯を抜かなければならなくなった」という最悪のケースも少なくないのです。
■ なぜ50代・60代で「二次カリエス」が増えるのか?
50代・60代の方に二次カリエスが増えるのには、明確な理由があります。
- 過去に治療した「銀歯」や「接着剤」の経年劣化 数十年前にお口に入れた銀歯や、それをくっつけている歯科用の接着剤は、毎日の食事や噛み合わせの圧力によって少しずつ劣化します。劣化するとミクロの隙間ができ、そこからむし歯菌が侵入してしまうのです。
- 加齢によるお口環境の変化 年齢を重ねると、唾液の分泌量が減って口の中の自浄作用が低下します。また、歯ぐきが少しずつ下がることで、歯の根元の柔らかい部分(象牙質)が露出し、むし歯菌に対して無防備な状態になってしまいます。
■ 神戸住吉駅前歯科での「二次カリエス」への取り組み
当院では、この恐ろしい二次カリエスを未然に防ぐこと、そして早期に発見することに全力を注いでいます。
肉眼では見えにくい詰め物の下のわずかな異変も見逃さないよう、精密な検査体制を整えています。もちろん、万が一むし歯が再発してしまっている場合でも、できるだけ歯を削る量を抑え、これ以上再発させないための丁寧な処置を行っています。
■ 二次カリエスを根本から防ぐ!当院の「即日セラミック治療(セレック)」
「もうむし歯の治療は繰り返したくない」 「大切な歯をこれ以上失いたくない」
そんな患者様のために、当院では最新の「セレックシステム(即日セラミック治療)」を導入しています。ニュースで問題視されていた「詰め物の隙間」を作らない、まさに二次カリエス予防に最適な治療法です。
特徴①:接着性が極めて高く、むし歯菌を寄せ付けない
セレックで使用する高精度なセラミックは、歯との親和性が非常に高く、特殊な接着技術を用いて歯と「一体化」させます。銀歯のように経年劣化で隙間ができることがほとんどないため、細菌の侵入をシャットアウトし、二次カリエスを強力に防ぎます。
特徴②:最短当日!仮歯の期間なしで治療が完了
従来のセラミック治療は、型取りをしてから技工所に発注するため、完成までに1〜2週間かかり、その間は「仮歯」で過ごす必要がありました。実は、この仮歯の期間に隙間から細菌が感染するリスクがあります。 セレックは、お口の中を3Dカメラでスキャンし、その場でコンピューターがセラミックを削り出します。そのため、最短当日にその場で治療が完了します。仮歯の期間がないことも、二次カリエス予防において大きなメリットです。
特徴③:金属不使用(メタルフリー)で体に優しい
金属を一切使用しないため、金属アレルギーの心配がありません。見た目が天然の歯のように美しいだけでなく、経年劣化で歯ぐきが黒ずむ心配もなく、体への親和性が非常に高い安全な素材です。
■ 「昔の銀歯」が気になる方はお気軽にご相談を
テレビのニュースを見て、「そういえば、自分の口の中にも何十年も前に入れた銀歯があるな…」と不安になった方もいらっしゃると思います。
二次カリエスは、症状がないまま静かに進行します。だからこそ、痛みが出る前に定期検診でチェックすることが何よりも大切です。
当院では、患者様が一生ご自身の歯で美味しい食事を楽しみ、笑顔で過ごせるよう、全力でサポートいたします。少しでも気になることや、お口の中の違和感があれば、どうぞお気軽に神戸住吉駅前歯科までご相談ください。
記事監修:神戸住吉駅前歯科
院長 中村元(なかむらはじめ)
公益社団法人 日本口腔外科学会 口腔外科認定医
朝日大学歯学部卒業後、琉球大学医学部附属病院の口腔外科で親知らずなどの抜歯から、インプラント・マイクロスコープを用いた精密治療など多くの症例を経験
インプラント、歯周病治療、マイクロスコープを活用した精密治療、デジタル技術を取り入れた診療を専門分野としている。